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こんなお悩みを解決できる記事です。
結論から述べると、100万円になる可能性は極めて低いものの、今後の仮想通貨の需要の増大により価格上昇の余地が十分にある仮想通貨だと断言します。
この記事では
- リップル(XRP)とはどんな通貨か?魅力や特徴
- 将来性や、裁判に勝った場合の価格予想
- 投資リスク
まで詳しく解説します。
ちなみに、リップル(XRP)はCoinCheckで取り扱いがあるので、気になっている方はCoinCheckを利用するとよいかもです。(私もここで買ってます。余計なお世話でしたらすみません。)
リップルとはどんな仮想通貨?
出典:ripple.com
通貨名称 | リップル |
---|---|
ティッカーシンボル | XRP |
誕生 | 2004年(通貨発行は2012) |
価格 | 約84円(2024年8月18日時点) |
時価総額 | 約4兆6,800億円(2024年8月18日時点) |
時価総額ランキング | 7位(2024年8月18日時点) |
発行上限枚数 | 1000億枚(すべて発行済み) |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Consensus(PoC) |
半減期 | なし |
公式サイト | https://ripple.com/ |
購入できる取引所 | コインチェック・bitFlyer等 |
リップル(XRP)はアメリカのリップル社が発行している、国際送金に特化した仮想通貨です。
テキストや画像はどれだけ遠くにいても瞬時に届けられるのに、こと国際送金となるとどうして時間がかかるのか?との課題から開発されました。
これまで大手金融機関が2日以上かけて国際送金していたものが、リップル(XRP)なら3~5秒で完結。
海外送金を行う金融機関から特に注目されており、国内では三菱UFJ、みずほ、SBIなどが提携を発表。
また、リップル(XRP)はGV(旧グーグル・ベンチャーズ)から出資を受けている唯一無二の仮想通貨であることも押さえておきましょう。
リップル社のX(旧:Twitter)はこちらです。
We’ve got stablecoins on the mind today…@monicalongsf is back in the hot seat with the latest #CryptoInOneMinute answering the question “What is a stablecoin?” pic.twitter.com/8WkaFq6S7a
— Ripple (@Ripple) August 9, 2024
リップルの特徴3つ
①国際送金に特化している(取引にかかる時間を短縮・コストも安価)
昨今、人・モノ・カネ・サービスがグローバルに移動する中で、国際送金にだけその波がやってきません。
従来の銀行経由の国際送金は、送金に時間とコストがかかることでグローバル化の足かせとなっています。
一方リップルでは、一回の取引当たり3.3秒で送金が完了し、手数料はわずか0.0004ドル。
この送金スピードと手数料の安さは、法定通貨だけでなく他の仮想通貨より群を抜いています。
ちなみにビットコインでも送金は10分かかります。
なぜリップルの送金はここまで早いのか?それはリップルのコンセンサスアルゴリズムに秘訣があります。
ビットコインは非・中央集権体制を採用しており、不特定多数のネットワーク参加者の力を借りて膨大な処理を行うため時間がかかります。
一方、リップルは中央集権体制を採用しているため、信用できる少人数が処理する仕組みのため、取引が高速かつ低コストに。
②ブリッジ通貨としての機能がある
ブリッジ通貨とは、その名の通り通貨の橋渡しを指します。
リップルはそのブリッジ通貨としての役割を果たせるでしょう。
例えば、日本からアメリカへの国際送金を銀行で行う場面を想像してください。
日本円をリップルに換金→リップルからドルに換金、という手順を踏めば送金にかかる手間と時間を大幅に節約できます。
ここでは一例として日米間の例を挙げましたが、リップルにはアメリカドル以外にも通貨の架け橋になれるポテンシャルがあります。
このポテンシャルが功を奏し、リップル社が提供している国際送金ネットワークの「Ripple Net」には世界45か国300社以上の金融機関が参加。
送金速度が速く・手数料が安いリップルは、銀行にとっても魅力的な存在です。
ビットコインのように管理者不在のシステムとは異なり、「リップル社」という法人によって責任が明確にされているという点も企業への安心材料となっています。
日本でも「みずほ」「三菱UFJ」「SBI」など名だたる銀行が提携発表。
リップル(XRP)はGV(旧グーグル・ベンチャーズ)から出資を受けており、将来を有望視されています。
③中央集権型の仮想通貨である
ビットコインなどの仮想通貨は中央集権的な管理者を持ちませんが、リップルは発行元のリップル社が管理・運営を行っている中央集権的な仮想通貨です。
意思決定スピードが速く、意見の対立による分裂の懸念が小さい反面、組織の破綻による投資価値がなくなるリスクや、利益主義に傾倒する懸念などがあります。
リップルが100万円になる?将来性は?値上がりが期待できる3つの要因
ここではリップルが100万円になる際の重要なイベントについてお話しします。
まとめると
①SEC(米国証券取引委員会)との裁判に一部勝訴した
仮想通貨リップルを運営するRipple Inc.は2023年7月にSECとの裁判で一部勝訴しました。
SECとはアメリカの金融界の警察みたいなもの。
投資家保護と公正な市場の整備のために設立されたアメリカの公的な市場監視機関。
2020年に有価証券であるリップル(XRP)を未登録で販売したとして、Ripple Inc.を提訴。
SECから訴えられたことでリップルの価格は低迷していましたが、2023年7月の裁判で一部勝訴したことにより、リップルの価格は大きく上昇。
リップルとSECの決着はまだついていませんが、裁判の結果はリップルの価格に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
今後、リップル側が勝訴すれば大きく上昇すると予想されています。
②運営元が上場する可能性がある
リップル(XRP)はETF(上場投資信託)として証券取引所に上場する可能性があります。
というのも、リップル社の求人情報に「仮想通貨関連ETFの取り組みを進める」という文言があり、証券取引所の上場にポジティブな姿勢を見せたからです。
ETF上場が実現すれば、人々が仮想通貨取引所に登録する手間なくリップルを購入できます。
購入しやすくなることで需要が高まるので、価格上昇の余地があるといえるでしょう。
2024年1月リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは「IPO計画を当面保留する」と発表。
裁判の闘争中であることが要因とされています。
とはいえ、裁判が無事勝訴に終わり、上場を果たせれば日の目を見るでしょう。
③法定通貨として認められる可能性がある
一部の国では、「リップルを法定通貨にする案」が出ています。
アラブ諸国の金融団体「アラブ通貨基金」は2022年に発表したレポートでリップルをCBDC(中央銀行デジタル通貨)の代替案の一つとして推挙しました。(出典:CoinPost「アラブ通貨基金、リップルネットをCBDCの代替案として言及」)
中米のエルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨として導入しています。
リップルが法定通貨として認められる可能性も、大きく期待できるでしょう。
リップルの裁判・訴訟問題とは
リップル社はアメリカSECから訴訟されています。
リップル社は「通貨」としてXRPを発行したという主張に対し、SECはXRPは「有価証券」だと主張しています。
XRPが通貨なのか有価証券なのかという点が最大の争点。
直近2023年7月に裁判所は「個人向けに販売されたXRPは有価証券ではない。とはいえ、機関投資家に向けて販売したものは有価証券だ」と判決を下しており、1億2500万ドル(183億円)の罰金をリップル社に科しました。(出典:COINPOST)
判決を受けて、リップル社のCEOは「リップルの勝利だ」とX(旧:Twitter)に投稿。
The SEC asked for $2B, and the Court reduced their demand by ~94% recognizing that they had overplayed their hand. We respect the Court’s decision and have clarity to continue growing our company.
This is a victory for Ripple, the industry and the rule of law. The SEC’s…
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) August 7, 2024
裁判所が「個人向けのXRPは有価証券ではない」と判断したことが好材料となり、XRPの価格が20%近く高騰。
とはいえ、裁判がすべて終了したわけではありません。
今後も裁判の行方を注視する必要があります。
リップルのチャート(リアルタイム更新)
ここでは2024/8/18時点でのチャート分析を行います。
リアルタイムチャートはこちら
ローソク足チャートはこちら
完全な「三角持ち合い」のチャートですね。
トレンドラインからブレイクアウト(はみだし)すれば売買サイン点灯となり、方向感も生まれます。
また動きが見られましたら、速やかに更新して追記いたしますね。
三角持ち合い・・株価が上下しながらも横ばいの動きを続け(「保合い」)、その上下の動きがだんだん小さくなっていき、チャートの形が三角形のようになる状態のことを指します。
その後、上下に大きく動くと言われています。
一般的には保合いの期間が長ければ長いほど、エネルギーを溜め込んでいる期間も長いので、より大きく動くと考えられています。
重要度が非常に高いとされる分析手法です。
リップルの価格予想
価格予測によく利用される以下の3サイトを参考に、2025年と2030年のリップルの価格予想をまとめました。
- DigitalCoinPrice
- BITCOIN WISDOM
- Price Prediction
また、ここではドル円換算レートを1ドル=150円として計算しています。
2025年の最高値の価格予想
各社の2025年の価格予想は以下の通りです。
最安値予想 | 平均値予想 | 最高値予想 | |
Digital Coin Price | $1.22(183円) | $1.38(207円) | $1.46(219円) |
BITCOIN WISDOM | $1.17(175円) | $1.29(193円) | $1.46(219円) |
Price Prediction | $0.82(123円) | $0.85(127円) | $0.96(144円) |
123円~219円の間での値動きが予想されています。
2030年の最高値の価格予想
各社の2030年の価格予想は以下の通りです。
最安値予想 | 平均値予想 | 最高値予想 | |
Digital Coin Price | $3.82(573円) | $4.16(624円) | $4.23(635円) |
BITCOIN WISDOM | $4.10(615円) | $4.22(633円) | $4.39(658円) |
Price Prediction | $5.06(759円) | $5.24(786円) | $5.98(897円) |
573円~897円の間での値動きが予想されています。
つまり・・現在から10倍近く値上がりするかもしれません、ということですね。
リップルのリスク3つ
ここではリップルのりすくについてお話しします。
まとめると
一つずつ見ていきましょう
①SECとの裁判の先行き懸念
先ほど述べたように、未だリップル社とSECは係争中。
リップル社のCEOは「対SEC訴訟、まもなく解決することを期待」とブルームバーグの取材で言及したとのこと。(出典:COINPOST)
明るい兆しが見えているようではありますが、万が一敗訴する可能性もゼロではありません。
ひとたび敗訴となればリップルはおろか、仮想通貨全体への波及も危ぶまれるでしょう。
②中央集権的な運営制度への不安
リップルは国際送金の問題(遅い・高い)を解決するために作られた通貨。
とはいえ、リップルの需要が拡大した場合にリップル社が「手数料上げよう、他の通貨より需要もあるし」と儲け主義に走る可能性があります。
可能性は微々たるものですが、中央集権的な通貨ですのでそのリスクは常に付きまといます。
中央集権制度を採択しているのでガバナンストークンが発行されていないことは懸念材料です。
今後のリップル社の動向を注視していく必要があります。
③ライバル仮想通貨の存在
リップル(XRP)のライバル通貨としてステラルーメン(XML)があげられます。
リップルとステラルーメンの比較を以下にまとめました。
リップル(XRP) | ステラルーメン(XLM) | |
目的 | 国・大企業間の送金 | 個人間・中小企業の送金 |
価格 | 約85円 | 約14円 |
時価総額ランキング | 7位 | 32位 |
送金スピード | 3~5秒 | 2~5秒 |
送金手数料 | 約10円 | 約0.14円 |
送金手数料の安さで言えばステラルーメン(XLM)のほうが圧倒的に魅力でしょう。
とはいえ、国をまたいでの送金や、大企業間の取引となると信頼度や流通度の高いリップルに軍配があがります。
目的によって通貨を使い分けられるのが仮想通貨の良いところですね。
リップルをホールドする上で、心配すべきは「中央集権体制を採用し、信頼度の高い仮想通貨が今後台頭してくること」でしょう。
まとめ:リップルは将来100万円になるポテンシャルがある
本記事ではリップルの今後に関して解説しました。
重要なポイントは
- リップルは国際送金や大企業向けのブリッジ通貨としての仮想通貨
- 裁判中ではあるが、おおよそ勝訴するのではないかという見通し
- 価格予想サイトでも2030年に向けて10倍の価値になるという未来予想
SECとの裁判で暗雲立ち込めたリップルですが、一部勝訴の判決が出たことで一気に展望が明るくなりましたね。
今後の動向など心配事はありつつも、基本的には値上がりが見込める銘柄と言えるでしょう。
100万円に化けるかどうかは神のみぞ知るところですが、今のうちに購入しておけば、それなりの売却益を得られそうです。
ちなみに、リップル(XRP)はCoinCheckで取り扱いがあるので、気になっている方はCoinCheckを利用するとよいかもです。(私もここで買ってます。余計なお世話でしたらすみません。)